母親って疲れる…「厳しい母親」って本当に悪いこと?しつけが厳しいかもしれないと思った時の向き合い方

先日、ある30代の女性から相談を受けました。藤井さん(仮名)は小学校の教員で、二人のお子さんを育てるママでもあります。彼女の悩みは、子どもたちのためを思って毅然とした態度で接しているのに、「怖いママ」というレッテルを貼られてしまったこと。

「宗田さん、私は子どもを甘やかすのが良いことだとは思えないんです。食事のマナーや、約束を守ること、人に迷惑をかけないことは、しっかり教えたい。でも最近、ママ友から『藤井さんって、厳しいよね〜』って言われて…」

彼女の目には、悔しさと寂しさが滲んでいました 😢

「公園でうちの子が友達のおもちゃを勝手に使った時、すぐに『貸してって言わなきゃダメでしょ』って注意したら、周りのママたちの目が変わったんです。『そんな厳しくしなくても』って顔をされて…」

多くのママたちが感じることかもしれません。子どものためにと思って示す毅然とした態度が、周囲からは「怖い」「厳しすぎ」と映ってしまう。そのギャップに苦しむ気持ち、私にもよくわかります。

【💡行動ヒント:自分の子育て方針を、短い言葉でまとめてみましょう 📎理由:自分の基準を言語化することで、他者の評価に振り回されにくくなります】

目次

子どもを想うがゆえの”厳しさ”が伝わらない

藤井さんは続けます。

「私の”厳しさ”には理由があるんです。子どもたちには社会に出ても困らない人になってほしい。人に迷惑をかけない思いやりを持ってほしい。だからこそ、小さい頃からきちんとしたことを教えたいんです」

実は彼女自身、子どもの頃は何でも許されて育ったそうです。その結果、大人になってから社会のルールや人との関わり方に苦労した経験がありました。だからこそ、自分の子どもたちには同じ思いをさせたくないという強い気持ちがあったのです。

「でも周りのママには『そんなに小さいうちから厳しくしなくても』『子どもなんだから、もっと自由にさせたら?』って言われるんです。それを聞くと自信がなくなって…」

藤井さんの話を聞きながら、私は思いました。彼女の”厳しさ”の根底には、深い愛情があるのに、それが周囲に伝わっていないのかもしれないと 💭

厳しさと優しさは、実は対立するものではありません。子どもの将来を見据えた厳しさは、長い目で見れば最大の優しさにもなり得るのです。でも、その想いが周囲に伝わらないもどかしさは、確かに辛いものですね。

【💡行動ヒント:子どもを注意する時は、その理由も簡潔に伝えてみましょう 📎理由:「なぜダメなのか」を添えると、厳しさの中にある愛情が周囲にも伝わりやすくなります】

周囲の評価が気になって、自信を失っていく日々

「最近は公園でも、子どもが何かしでかしそうになると、周りの目が気になって注意できないことがあるんです。そうすると、子どもも私の態度の変化を感じて、試すように言うことを聞かなくなって…悪循環です」と藤井さん。

彼女の悩みを聞きながら、私は多くの母親たちが同じような葛藤を抱えていることを思い出しました。子育ての方針は十人十色。なのに、なぜか「優しいママ」「怖いママ」という単純な二項対立で語られがちです。

そして一度「怖いママ」というレッテルを貼られると、何をしても「やっぱり厳しい人」という色眼鏡で見られてしまう。そんな視線を感じるたびに、少しずつ自信が削られていくのです。

「先日、子どもの友達のママから『藤井さんのお子さん、いつも礼儀正しくて素晴らしいですね』と言われたんです。その時は嬉しかったけど、すぐに『でも私、子どもに笑顔で接していないかも…』って自己嫌悪になって」

彼女の言葉に、胸が締め付けられました 😢 子どものためと思ってきた自分の選択に、常に疑問符がつく日々。それはどれほど孤独で、自信を失う経験でしょうか。

【💡行動ヒント:子育てで「これだけは譲れない」ことと「柔軟に対応できること」を区別してみましょう 📎理由:すべてに厳格である必要はなく、メリハリをつけることで自分も子どもも楽になります】

それ、本当に「私」のせい? 他人の”都合”を見抜く視点

藤井さんの話をさらに聞いていくと、興味深いことに気づきました。彼女を「怖いママ」と評する人たちには、ある共通点があったのです。

「よく考えると、私を『厳しすぎる』と言うママたちは、自分の子どもが何かやらかした時に、『子どもだから仕方ない』で済ませたい人が多いんです」

なるほど。「怖いママ」というレッテルは、時として他者の都合で貼られることもあるのかもしれません。子どもの行動に対して明確な線引きをする人がいると、自分の子育てスタイルが問われているように感じる人もいるでしょう。

「実は先週、あるママ友から『藤井さんみたいにしっかりしていると、周りは自分と比べちゃうのかも』って言われたんです。それを聞いて、少し肩の荷が下りた気がして…」

この気づきは大切です 💡 私たちが受ける評価は、時として相手の内側にある不安や葛藤の投影かもしれません。だからといって、すべての批判を無視すべきだとは思いません。でも、他者の言葉を受け取る時は「これは本当に私に向けられたものなのか」と一度立ち止まる余裕があっていいのではないでしょうか。

【💡行動ヒント:批判を受けた時は、「これは相手の価値観から来るものかもしれない」と考える時間を持ちましょう 📎理由:すべての批判を自分のせいにする必要はなく、相対化する視点が心の余裕を生みます】

「私はこうしたい」で、心に一本軸を持つということ

数週間後、藤井さんから連絡がありました。

「宗田さん、あれからちょっと変わったんです。『私はこういう理由で、こう育てたい』という軸を持つようにしました。そうしたら、不思議と周りの目が気にならなくなって…」

彼女は続けます。「子どもに注意する時も、『なぜダメなのか』をちゃんと説明するようにしたら、子どもも素直に聞くようになったんです。そして驚いたことに、同じ考えのママ友が少しずつ見つかるようになりました」

これは素晴らしい変化です。自分の子育て観に自信を持ち、それを言語化できるようになると、不思議と周囲の反応も変わってくるものです。すべての人に理解されなくていい。でも、自分自身が納得できる理由を持っていれば、心は揺るぎにくくなります。

「最近では『厳しい時は厳しく、楽しい時は思いっきり楽しむ』というメリハリをつけるようにしています。そしたら、子どもたちも私の気持ちをよく理解してくれるようになって…」

厳しさと優しさは対立概念ではない。その両方を持ち合わせることで、子どもは本当の意味での「安心感」を得られるのかもしれません。

藤井さんの表情は、初めて会った時よりもずっと晴れやかでした。

「怖いママ」というレッテルは、誰かの価値観によって貼られるもの。でも、あなたの子育ての軸は、あなた自身が決めていいのです。完璧な親などいません。それぞれが自分なりの信念を持ち、時に悩みながらも前に進んでいく—それが子育ての旅なのではないでしょうか。

【💡行動ヒント:同じような価値観を持つ人とのつながりを意識的に作りましょう 📎理由:共感してくれる人の存在は、自分の選択に自信を持つ大きな支えになります】

私たちが子どもに教えたいのは、結局のところ「自分らしく、でも他者を尊重して生きる力」ではないでしょうか。そのために親である私たち自身が、自分の価値観を大切にしながらも、他者の価値観も認める姿勢を見せることが、何よりの教育になるのかもしれません。

あなたの子育ては、あなただけのもの。その道のりを、どうか誇りを持って歩んでください。

宗田玲子のプロフィール
はじめまして、宗田玲子です。
このブログでは、毒親や毒上司、モラハラ夫など「毒人間」に振り回された私の経験をもとに、抜け出すためのヒントをお伝えします。実は私、毒親育ちからモラハラ夫、パワハラ上司まで「毒フルコース」を制覇済みです。
しかし、ある日たまたま目にした「幸福論」で人生が音を立てて変わる体験をしました。おかげで、長らく感じることのなかった幸福感を取り戻せたのです!
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