【遠距離恋愛に揺れるあなたへ】「私は平気」と言い続けた心が少し疲れたときに読むセルフケアの話

こんにちは、宗田玲子です。今日は、遠距離恋愛をしている方から寄せられたあるお悩みについてお話ししたいと思います。

先日、40代前半の理香さん(仮名)から相談がありました。

「宗田さん、私、2年ほど遠距離恋愛をしているんです。最初は月に1回は会えていたのですが、彼の転勤で今は3ヶ月に1回くらいしか会えなくなりました。仕事では責任ある立場で、誰からも『強くて自立している』と言われる私なのに、彼と離れている時間が長くなるほど『今何してるんだろう』『私のこと考えてるかな』って、不安になってしまうんです。でも『私は一人でも平気』って思いたいし、弱いところを見せたくなくて…。こんな自分、どうしたらいいでしょうか」

このメッセージを読んで、胸が締め付けられる思いがしました。理香さんのように、日常では強く自立した姿を見せながらも、愛する人との関係では思わず見えてくる脆さや不安。それは決して恥ずかしいことではないのに、なぜか私たちは「弱さ」を隠そうとしてしまいますよね。

目次

自立してるのに、恋愛になると不安になるのはなぜ?

「仕事ではバリバリ、プライベートでは不安いっぱい」。このギャップに悩む女性は実は少なくありません。

理香さんのように、社会的には十分自立している40代前後の女性が、恋愛となると途端に不安を感じやすくなるのは、心理的にはとても自然なことなんです。

私たちの脳は、大切な人との絆を「生存に必要な資源」として認識します。だから遠距離恋愛のように物理的な距離があると、無意識のうちに「大切なものを失うかもしれない」という不安が高まるのです💭

また、日常生活で「自立した強い女性」というペルソナ(社会的な仮面)を身につけていると、恋愛という親密な関係の中でこそ、本当の自分の感情が表れやすくなります。それは弱さではなく、むしろあなたの感情が健全に機能している証拠なのです。

理香さんのような方によく見られるのは、幼少期に「良い子でいなければならない」と学んできたパターンです。「周りに迷惑をかけない」「自分のことは自分でする」という価値観は社会的には高く評価されますが、親密な関係では時に障壁になることも。

【💡行動ヒント:今感じている不安を一度ノートに書き出してみましょう📎理由:感情を言語化することで、漠然とした不安が具体的な形になり、客観視できるようになります】

「私は平気」と言い聞かせるたびに、心がちょっと疲れていく

理香さんは言います。「電話で『何してるの?』と聞きたい気持ちを抑えて、『私は一人でも平気だから、気にしないで』と強がっています。でも正直、そう言うたびに少し疲れるんです」

この感覚、とてもよく分かります。「私は平気」というフレーズは、多くの女性が口にする魔法の言葉のようなもの。しかし、その言葉と本当の気持ちにズレがあるとき、私たちの心は少しずつ摩耗していきます😢

心理学では、このような感情の不一致を「感情労働」と呼びます。本当の気持ちとは違う感情を表現し続けることは、実は大きなエネルギーを消費するのです。

ある研究によると、パートナーに対して本音を隠し続けると、次第に関係性の満足度が下がるという結果も出ています。「強がり」は一時的に関係を円滑にするように見えて、長期的には信頼関係を築く障壁になってしまうことも。

「私なんて一人でも大丈夫」と思いたい気持ちは理解できます。けれど、人間は本来、つながりを求める生き物。特に大切な人との関係では、時に寂しさや不安を感じるのは自然なことなのです。

【💡行動ヒント:「平気」と言いそうになったとき、一度深呼吸して「今の本当の気持ちは何だろう」と自問してみましょう📎理由:自分の感情に正直になる練習が、やがて相手に対しても正直になれる第一歩になります】

信頼って、”強さ”じゃなく”正直さ”から生まれる

「弱音を吐くと、彼に負担をかけてしまうのではないか」と心配する理香さん。でも実は、パートナーシップにおける信頼関係は、お互いの「強さ」よりも「正直さ」から育まれるものなのです。

私が以前カウンセリングした46歳の女性は、8年間の遠距離恋愛を経て結婚した経験を持っています。彼女はこう語りました。「転機は、思い切って『寂しい』と伝えた日でした。それまで『私は強いから大丈夫』と言い続けていたのに、思わず弱音を吐いてしまったんです。すると彼は『やっと本当のことを言ってくれた』と喜んでくれて…。実は彼も同じように寂しさを感じていたけれど、私を気遣って言えなかったんだと分かりました」

この話から分かるように、時に「弱さ」を見せることが、関係性をより深い信頼へと導くことがあります💭

心理学者のブレネー・ブラウン博士は「脆弱性(Vulnerability)こそが、親密な関係の基盤」だと提唱しています。つまり、完璧な自分を演じるよりも、傷つく可能性がある本当の自分を見せる勇気が、真の絆を育むというわけです。

「弱い自分」を受け入れてもらえるという体験は、関係性における最も強力な信頼構築につながります。もしパートナーがあなたの正直な気持ちを受け止めてくれないとしたら、それはむしろ関係性を見直すきっかけになるかもしれません。

【💡行動ヒント:次の会話で、小さな「正直な気持ち」を一つ伝えてみましょう。例えば「今日は特に話を聞いてほしい気分」など📎理由:小さな正直さの積み重ねが、大きな信頼関係を築く土台になります】

遠距離でもつながれる人に共通する、心の習慣とは?

遠距離恋愛を長く続け、そして関係性が深まっていくカップルには、いくつかの共通点があることに気づきました。

彼らは「物理的な距離」と「心理的な距離」を切り分けて考えています。つまり、体は離れていても、心はいつも近くにいられるという感覚を大切にしているのです。

そんな関係を築いている人々に共通する習慣をいくつか紹介しましょう。

  1. 日常の小さな共有を大切にする
    華やかな報告だけでなく、「今日のランチはこれだった」「面白い看板を見つけた」など、何気ない日常を共有することで、離れていても相手の生活が見える関係を築いています。
  2. 感情をそのまま伝える勇気を持つ
    「寂しい」「会いたい」といった素直な感情表現が、実は関係性をより親密にします。感情を伝えるときは「あなたのせいで」ではなく「私はこう感じている」というI-messageを使うのがポイントです。
  3. 「見えない時間」への信頼を育てる
    遠距離恋愛で最も難しいのは、一緒にいない時間への不安です。しかし、健全な関係を保っているカップルは、「見えない時間」にも敬意を払い、過度な確認や監視を避けています。

理香さんが言っていました。「彼が何をしているか分からないと不安になる」と。これは多くの方が経験する感情です。でも、信頼関係を築くためには、お互いの「見えない部分」を認め合うことも必要なのです💡

【💡行動ヒント:毎日一つ、何気ない日常の一コマを写真や短いメッセージで共有する習慣を始めてみましょう📎理由:大きなイベントだけでなく、小さな日常を共有することで、離れていても「共に生きている」感覚が強まります】

まずは”本音”を伝える練習から始めてみよう

理香さんのような状況にある方へ、最後にお伝えしたいのは、「一歩ずつでいい」ということです。

長年「私は平気」と言い続けてきた方にとって、急に弱音を吐くのは勇気がいることでしょう。だからこそ、小さな一歩から始めるのがおすすめです。

例えば、次のような段階的なアプローチはいかがでしょうか。

まず、自分の気持ちを書き出してみる。言葉にするだけでも、モヤモヤした感情が整理されることがあります。次に、信頼できる友人に話してみる。いきなりパートナーに伝えるのが怖い場合は、練習として友人に話すのも良いでしょう。

そして、機が熟したら、パートナーに小さな本音を伝えてみる。「実は最近、あなたの声が聞きたくて仕方なかったんだ」といった、比較的伝えやすい感情から始めてみるのも良いでしょう。

理香さんは後日、こんなメッセージをくれました。「思い切って『最近寂しくて、声が聞きたかった』と伝えてみました。すると彼は『俺もだよ』と。お互い気を遣いすぎていたんですね。正直に気持ちを伝えると、こんなにも心が軽くなるんだと驚きました」

自立した大人の恋愛だからこそ、時に弱さを見せる勇気が必要なのかもしれません。完璧でいようとするのではなく、自分の感情に正直でいることが、paradoxicallyに関係性を強くすることがあるのです。

【💡行動ヒント:「弱さを見せる」と感じる前に、「正直でいる」と考え方を転換してみましょう📎理由:「弱さ」というネガティブなフレーミングから「正直さ」というポジティブなフレーミングに変えることで、自己開示へのハードルが下がります】


遠距離恋愛は確かに簡単ではありません。でも、その距離があるからこそ、言葉にして伝えることの大切さを学び、より深い信頼関係を築けることもあるのです。

「私は平気」と強がるより、時に「寂しい」と認めることができたとき、あなたの心はきっと少し軽くなるはずです。そして、そんな正直な気持ちを受け止めてくれる相手こそ、長く歩んでいける大切なパートナーなのかもしれません。

自分の感情に正直になることは、決して弱さではなく、むしろ大きな勇気と強さなのです。その一歩を踏み出す勇気を、心から応援しています。

宗田玲子のプロフィール
はじめまして、宗田玲子です。
このブログでは、毒親や毒上司、モラハラ夫など「毒人間」に振り回された私の経験をもとに、抜け出すためのヒントをお伝えします。実は私、毒親育ちからモラハラ夫、パワハラ上司まで「毒フルコース」を制覇済みです。
しかし、ある日たまたま目にした「幸福論」で人生が音を立てて変わる体験をしました。おかげで、長らく感じることのなかった幸福感を取り戻せたのです!
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