「退職したい」と伝えたら引き止められた…「今辞められると困る」「もう少し考え直してほしい」でも、それって私の責任?

こんにちは、宗田玲子です。今日は「退職を伝えたのに引き止められて困っている」という悩みについてお話ししたいと思います。「辞めたい」という気持ちを伝えたのに、上司から「今辞められると困る」「もう少し考え直してほしい」と言われると、とても複雑な気持ちになりますよね。

私も以前、転職を決意して退職の意思を伝えたときに、思わぬ反応に戸惑った経験があります。今回はそんな経験をもとに、退職を引き止められたときの対処法についてお伝えします。

目次

「退職したい」と伝えたら…なぜか上司が困る!?

退職の意思を伝えた経験のある方なら、こんな反応を受けたことがあるのではないでしょうか。

「えっ、今辞めるの?今は忙しい時期なんだけど…」
「後任が見つかるまで待ってくれない?」
「君がいなくなると本当に困るんだよ」

退職を伝えたその瞬間から、今まで冷たかった上司が急に熱心になったり、逆に怒り出したり…。態度が一変することも少なくありません。

特に真面目な方ほど、「会社に迷惑をかけてしまう」「私のせいで周りが困る」と考えてしまい、自分の決断に自信が持てなくなってしまいます 💭

会社に貢献してきた証でもあるのに、なぜか「悪いことをしている」ような気分にさせられる…この不思議な感覚、とても心に重くのしかかりますよね。

💡行動ヒント:退職の意思を伝える前に、引き止められるケースを想定しておく
📎理由:心の準備ができていれば、その場で動揺せず冷静に対応できます

なぜ上司は引き止めるのか?その心理と職場の事情

なぜ上司や会社は社員の退職を引き止めるのでしょうか。その背景には、会社側の事情と上司個人の心理が複雑に絡み合っています。

まず会社側の本音としては、「人材の補充が大変」という現実があります。特に人手不足の業界では、新しい人材を採用し、教育するまでのコストと時間が大きな負担になります。また、部下が退職すると、上司の評価にも影響することがあるのです。

一方、上司個人の心理としては「なぜ辞めるのか」という不安や、「自分の管理能力を疑われるのではないか」という恐れもあります。中には「信頼していた部下に裏切られた」というような感情的な反応を示す上司もいます 😢

「私がいなくなると仕事が回らない」と言われると、一見、自分の能力を認められているようで嬉しく感じるかもしれません。でも実は、それは「代わりがいないから困る」という会社側の都合であることが多いのです。

本来、組織として「誰かが欠けても機能する体制」を整えるのは会社の責任。あなたの退職を機に、その課題が表面化しただけかもしれません。

💡行動ヒント:上司の言葉を「個人的な非難」ではなく「会社の課題」として受け止める
📎理由:感情的にならず、冷静な判断ができるようになります

引き止められても「あなたの責任ではない」理由

「今辞められると困る」という言葉に、罪悪感を感じてしまうのは自然なことです。でも、ここで大切なことをお伝えしたいと思います。

会社と社員の関係は、基本的には「契約関係」です。会社はあなたの労働に対して報酬を支払い、あなたは契約に基づいてサービスを提供しています。そして、その契約は双方の合意によって終了することができるのです。

法律で定められた手続きを踏んで退職の意思を伝えることは、あなたの正当な権利です。それを「わがまま」や「迷惑」と感じる必要はありません 💡

また、「チームに迷惑がかかる」と悩む方も多いですが、業務の引き継ぎをきちんと行い、可能な範囲で協力する姿勢を示せば、それ以上の責任を負う必要はないのです。

思い出してみてください。あなたの前に退職した同僚はいませんか?その方が辞めた後も、会社は何とか回っていたはずです。同じように、あなたが退職した後も、会社は適応していくでしょう。

会社の人員配置や業務分担は、本来、経営者や管理職の責任です。一従業員であるあなたが、その全てを背負う必要はないのです。

💡行動ヒント:退職は「権利の行使」であり「悪いこと」ではないと自分に言い聞かせる
📎理由:不必要な罪悪感から解放され、前向きな気持ちで次のステップに進めます

感情に流されず、冷静に退職するための対策

引き止めに対して、どのように対応すればいいのでしょうか。ここでは具体的な対策をお伝えします。

1. 退職理由はシンプルに伝える

退職の意思を伝える際、私たちはつい「なぜ辞めるのか」を詳しく説明したくなります。特に真面目な方ほど、上司や会社に対して誠実に理由を語ろうとするものです。しかし、思いのたけを込めて説明すればするほど、実は退職のハードルが高くなってしまう傾向があるのです。

例えば「この職場の人間関係に疲れた」と本音を伝えれば、「それなら部署異動はどう?」と提案されるかもしれません。「給料が低い」と言えば「昇給の検討はできる」と返されることも。そして「もっと成長したい」と話せば「新しいプロジェクトを任せよう」という話になるかもしれません。つまり、具体的な不満や理由を伝えるほど、会社側は「それなら解決できる」という交渉材料を手に入れてしまうのです 💭

私自身、以前の職場を退職する際に、誠実さから詳細な理由を説明してしまい、1時間以上も説得され続けた苦い経験があります。結局「考え直します」と言って一度退職の話をうやむやにしてしまい、後日改めて切り出す必要があったのです。

そこで効果的なのが、「キャリアアップを目指したい」「新しい分野にチャレンジしたい」といったポジティブかつシンプルな理由です。これらは反論しづらく、また会社側も無理に引き止める理由を見出しにくいものです。あなたの成長を願う気持ちがあれば、むしろ応援してくれるかもしれません。

また、シンプルな理由は感情的な対立を避ける効果もあります。職場への不満を長々と語れば、その場の雰囲気が悪くなり、お互いに気まずい思いをするだけです。退職は新たな一歩を踏み出す前向きな選択であり、過去の不満を吐き出す場ではないのです。

もちろん、退職の本当の理由をすべて隠す必要はありません。ただ、伝え方や強弱を工夫することで、スムーズな退職への道が開けるのです。「決して嘘をつく必要はない、ただすべてを語る必要もない」というバランス感覚が大切なのかもしれません。

2. 感情に訴えかけられても、決意を繰り返し伝える

退職の意思を伝えると、上司から様々な感情的な言葉をかけられることがあります。「君がいないとプロジェクトが回らない」「チームのことを考えてほしい」「こんなに育ててきたのに裏切るのか」など、あなたの感情に揺さぶりをかけてくる言葉の数々。こうした言葉を浴びせられると、多くの人は動揺し、自分の決断に迷いが生じてしまいます。

私自身も以前、退職を伝えた際に「あなたが辞めたら、このプロジェクトは崩壊するかもしれない」と言われ、一瞬「本当に私がいないとダメなのかも…」と思ってしまったことがあります。人の役に立ちたい、期待に応えたいという気持ちは、私たちの中に自然と存在しているもの。そこを巧みに刺激されると、つい揺らいでしまうのです 😢

しかし、ここで大切なのは、感情的な言葉に対して、感情で反応しないことです。感情的になればなるほど、会話はこじれ、あなたの意思は伝わりにくくなります。そして何より、その場の雰囲気に流されて本来の決断から遠ざかってしまう危険性があるのです。

そこで効果的なのが、「よく考えた上での決断です」「申し訳ありませんが、退職の意思は変わりません」といった言葉を、まるで壊れたレコードのように繰り返し伝えることです。同じフレーズを冷静に繰り返すことで、あなたの決意が固いことを相手に理解させることができます。

これは決して冷たい対応ではありません。むしろ、感情的にならずに自分の意思を明確に伝えることは、プロフェッショナルな態度と言えるでしょう。相手が怒りや悲しみを表現したとしても、あなたまで同じ感情に巻き込まれる必要はないのです。

私の友人は、退職を伝えた際に上司から「君が辞めるなんて信じられない。本当にそれでいいの?」と繰り返し言われたそうです。彼女は「はい、決心しています」と同じ言葉を何度も冷静に繰り返したことで、最終的に上司も彼女の決意の固さを理解し、「わかった、応援するよ」と態度を変えたのだと言います。

感情に訴えかけられる場面は確かに辛いものです。しかし、その一時の感情に流されず、自分の決めた道を進む強さを持つことも、時には必要なのではないでしょうか。それは決して冷たさではなく、自分の人生に責任を持つ誠実さの表れでもあるのです。

3. 具体的な退職日を設定する

退職の意思を伝える際、多くの人が見落としがちなポイントが、退職日をはっきりと伝えることです。「そろそろ辞めようと思っています」「近いうちに退職したいです」といった曖昧な表現は、実は退職プロセスを複雑にしてしまう種になります。これは私自身が経験した教訓でもあります。

以前、私が最初の職場を辞める際、「そろそろ退職を考えています」と上司に伝えたところ、「そうか、では落ち着いたら改めて話そう」と言われ、結局その「落ち着く時期」は一向に訪れませんでした。繁忙期が過ぎれば次のプロジェクトが始まり、その後も「今は人手が足りないから」と先送りにされ続けたのです。結局、具体的な日付を指定して「〇月〇日付で退職します」と改めて伝えるまで、3ヶ月以上も時間を無駄にしてしまいました 💭

具体的な日付を設定することには、いくつもの意味があります。まず第一に、あなたの決意が一時の感情ではなく、計画的な決断であることを示すメッセージになります。「〇月〇日に退職します」という言葉には確固たる意志が感じられます。また、会社側も引き継ぎや後任の採用など、具体的な対策を取りやすくなるという利点もあります。

もちろん、退職日の設定には法的な側面も考慮する必要があります。多くの場合、就業規則に「退職の〇日前までに申し出ること」といった条項があるため、それを確認した上で設定するのが望ましいでしょう。一般的には、少なくとも1ヶ月前、できれば2ヶ月前に伝えると、お互いに準備の時間が確保できます。

ある知人は「辞めます」と伝えた後、「いつから?」と聞かれて「できるだけ早く…」と答えたところ、「それなら来月末でいいか」と一方的に決められてしまったと言います。本当は2週間後には辞めたかったのに、具体的な日付を言わなかったために意図しない形で長引いてしまったのです。

一方で、あまりに先の日付を自分から提案すると、「その前に何とか思い直してくれないか」という説得の時間を与えてしまうこともあります。バランスを取ることが大切です。

また、退職日を伝える際には、単に口頭だけでなく、できればメールや退職届などの形で記録に残しておくことも賢明です。「言った・言わない」のトラブルを避けるためにも、文書として残しておくことで、お互いの認識のずれを防ぐことができます。

退職という一大イベントには、具体的なタイムラインを描くことが不可欠です。それは自分自身のためでもあり、また会社に対する最後の誠意でもあるのです。明確な退職日を設定することは、新しい一歩を踏み出すための、最初の確かな一歩なのかもしれません。

4. 退職届は複数用意しておく

退職の意思が固まったら、いよいよ退職届の準備に入ります。この一枚の紙切れが、実はあなたの意思を公式に表明する重要な書類になるのです。しかし、多くの人が見落としがちなのが、退職届は一通だけでなく、複数用意しておくことの重要性です。

私の友人の経験から学んだことですが、彼女は上司に退職届を提出したところ、「今はちょっと受け取れないから、もう少し考えてからにしよう」と言われ、その場で受け取りを拒否されてしまいました。一度持ち帰った退職届を再び提出する精神的ハードルは、想像以上に高かったといいます。もし予備の退職届があれば、「では、こちらはあなたのお手元に」と、相手が受け取らなくても証拠として残せたかもしれません。

会社によっては、退職の意思表示に対して、様々な反応を示すことがあります。ほとんどの場合は通常通り受理されますが、中には「今は受け取れない」「部長が不在だから後日」などと言って、受け取りを拒否するケースもあるのです。驚くべきことに、私の知る限り、退職届の受け取りを断られた経験のある人は決して少なくありません 😢

そこで役立つのが、複数の退職届です。オリジナルとコピーを用意しておき、オリジナルを提出して、受け取りのサインをもらったコピーを自分の控えとして保管するのが理想的です。また、メールで送付する場合は、開封確認機能を使うか、「本日退職届を送付しました」という別のメールを送ることで記録を残すことができます。

さらに進んで、内容証明郵便という方法もあります。これは郵便局が「いつ、どんな内容の文書を誰に送ったか」を証明してくれるサービスで、特に退職届の受け取りを拒否されるような場合や、トラブルの可能性がある場合に有効です。「そこまでする必要があるのか」と思われるかもしれませんが、自分の身を守るための保険と考えれば、決して大げさではありません。

私自身も前職を辞める際、万が一に備えて退職届を3通用意しました。1通は直属の上司に、1通は人事部に、そして1通は自分の控えとして。結果的には円滑に受理されましたが、あの時の備えがあったからこそ、安心して臨むことができたのだと思います。

また、退職届の内容も重要です。「一身上の都合により」という定型文で十分ですが、退職日は明確に記載しておきましょう。過度に理由を詳しく書いたり、感情的な文章を記したりする必要はありません。シンプルかつ明確であることが、この文書の価値を高めます。

退職届は単なる形式的な書類ではなく、あなたの決意と権利を守るための大切な盾になります。複数用意しておくことで、予期せぬ状況にも冷静に対応できる準備が整うのです。小さな工夫ですが、退職プロセスをスムーズに進めるための賢明な一手と言えるでしょう。

💡行動ヒント:退職の会話は可能なら記録に残す(メールでのやり取りなど)
📎理由:口頭だけのやり取りでは「言った・言わない」のトラブルになる可能性があります

円満退職を目指すより、自分の未来を大切にしよう

「円満退職」という言葉をよく耳にしますが、これが「全員が笑顔で送り出してくれる状態」を意味すると考えると、現実的ではないことも多いです。

完璧な退職はなかなか難しいもの。誰かを不快にさせてしまうかもしれませんし、一時的に人間関係がぎくしゃくすることもあるでしょう。でも、それは避けられない過程の一部かもしれません。

大切なのは、あなた自身が納得できる形で次のステップに進むこと。そして、できる限り誠実に対応することです。

私たちは人生の主役であり、自分の道を選ぶ権利があります。時には「自分勝手」と言われることもあるかもしれませんが、それは自分の人生に責任を持つということでもあるのです 💭

最後に、こんな言葉を贈りたいと思います。

「あなたの人生の舵を取るのは、あなた自身です」

転職や退職は、新しい可能性への扉を開く勇気ある一歩。その一歩を踏み出す勇気を持ったあなたは、すでに成長しているのです。

引き止められて悩む気持ちも理解できますが、もし本当に行きたい場所があるなら、その気持ちを大切にしてください。きっと素晴らしい未来があなたを待っています。

💡行動ヒント:退職後も連絡を取りたい同僚とは、個人的な連絡先を交換しておく
📎理由:良好な関係を継続することで、将来的なキャリアにおいても人脈として役立つことがあります

退職という選択は、決して簡単なものではありません。でも、自分の決断に自信を持ち、前を向いて進んでいきましょう。あなたならきっと大丈夫です。

この記事が、退職の引き止めに悩むあなたの心の支えになれば幸いです。

あふれるほどの幸せな人生に変わりたいなら

「私さえ我慢すれば丸く収まる」
「私の幸せを優先すれば、あの人を傷つけてしまう」

そうやって、1人でじっと耐えてきたあなたへ知って欲しいことがあります。

いつもビクビク相手の機嫌を伺い、自分の気持ちを押し殺して
「NO」と言えない自分に苦しみ、「大丈夫です」とほほえむ日々。

今日こそは嫌だと言ってやるんだ!と思うけれども、
いざその場面になると勇気が出なかったり、罪悪感でいっぱいだったり。


でも、そんなあなたの人生を、本当の意味で自分らしい幸せなものへと変えるヒントがあります。

今、自分を責めているあなただからこそ、この物語を読んでほしいのです。

あなたばかり犠牲になるのではない、相手とちゃんとフェアで対等な幸せは、もしかしたら、あなたが思っている手段だけでは手に入らないかもしれません。

この物語が、あなたの人生の転機となることを願っています。

この記事を書いた人

宗田玲子のプロフィール
はじめまして、宗田玲子です。
このブログでは、毒親や毒上司、モラハラ夫など「毒人間」に振り回された私の経験をもとに、抜け出すためのヒントをお伝えします。実は私、毒親育ちからモラハラ夫、パワハラ上司まで「毒フルコース」を制覇済みです。
しかし、ある日たまたま目にした「幸福論」で人生が音を立てて変わる体験をしました。おかげで、長らく感じることのなかった幸福感を取り戻せたのです!
このブログが、あなたにとっても新しい一歩のきっかけになれば幸いです。一緒に前向きな未来を見つけましょう!

【追伸】今なら私の人生を変えてくれた「幸福論」を無料で学べるそうです。詳しくは下のボタンからぜひチェックしてみてください!
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