こんにちは。宗田玲子です。今日は少し胸の奥に沈んだ気持ちについて、お話ししていきたいと思います。「どれだけ頑張っても感謝されない」そんな日々を送っているあなたに、特に届けたい内容です。
「あれ?私が悪いの?」と思わされる日々
昨日も義母さんが「最近、体調が優れないの」とぽつりと言いました。その一言に、部屋の空気が変わるのを感じたことはありませんか? 「あら、どうしたの?」と聞くと、「家の味付けが変わったからかしら」と。その言葉の裏には「あなたの料理のせいよ」という非難が隠されているような。
実はこれ、よくある風景なんです。義母さんが体調を崩せば、それはなぜか嫁の責任になる 💭 「塩分控えめにしたら文句を言われ、元に戻したらまた文句」という板挟み状態。
「私、何をやってもダメなのかな」
「もっと努力すれば認めてもらえるかな」
そんな思いで夜も眠れなくなることもあるでしょう。でも、それって本当にあなたのせいですか? いいえ、違います。家族の健康や不調の全てがあなたの責任ではないのです。
【💡行動ヒント:非難されたとき、すぐに謝罪する前に「本当に私のせいなのか」と一呼吸おいて考えてみましょう 📎理由:感情的になって自分を責めると、本来の問題解決から遠ざかってしまうことがあります】
誰も感謝しないけど、誰よりも頑張ってる
朝一番に起きて、最後に寝るのもあなた。家事、仕事、介護…誰かのために走り回る毎日。でも「ありがとう」の言葉はなかなか返ってこないですよね。
「当たり前」と思われているから、感謝されない。
それどころか、少しでも手を抜けば「最近、手抜きね」と言われたり。
ある50代の女性は、パートから帰宅後も夕食準備、義母の世話、洗濯と休む間もなく動き続けていました。ある日、疲れて夕食を少し簡単にしたところ、夫から「母が『最近の食事は昔ほど美味しくない』と言っていた」と伝えられたそうです 😢
「誰も見ていないけれど、私はこんなに頑張っている」
その気持ち、本当によく分かります。
もしかしたら、あなたは「感謝されなくても仕方ない」と自分に言い聞かせているかもしれません。でも、あなたの努力は本当に価値があるもの。それは誰かに認められなくても、揺るがない事実です。
【💡行動ヒント:今日一日の終わりに、自分自身の頑張りを3つ書き出してみましょう 📎理由:自分の努力を可視化することで、他者からの評価に依存せず、自己肯定感を高めることができます】
“嫁”だからって、何をされても我慢?
「嫁は我慢するもの」「姑には逆らえない」…そんな古い価値観に縛られていませんか?
私の相談者さんにこんな方がいました。義母さんが彼女の料理を食べては「うちの味じゃない」と言い、家具の配置を勝手に変え、孫の育て方にも口を出す。それでも「嫁だから」と我慢し続けた結果、体調を崩してしまったのです 💭
嫁という立場は、確かに難しい位置にあります。でも、それは人格を否定されてもいい理由にはなりません。あなたも一人の人間として、尊重される権利があるのです。
「でも、文句を言ったら家庭が壊れるかも…」
そう恐れるのも無理はありません。しかし、あなたが倒れてしまったら、家庭はもっと大変なことになります。
【💡行動ヒント:「これだけは我慢できない」というラインを1つ決めて、それを守る宣言をしてみましょう 📎理由:全てを受け入れるのではなく、最低限の境界線を設けることで、精神的な安全を確保できます】
心を守る境界線、自分で引いていい
義母との関係で大切なのは、「心の境界線」です。全てを受け入れるのではなく、自分を守るための線引きが必要なのです。
例えば、こんな方法はいかがでしょう?
時には「聞こえなかったふり」をする。批判的な言葉を全て真に受けず、時には流す勇気も必要です 💡 「そうかもしれませんね」と返しつつも、心では受け流す技術を身につけると楽になります。
また、自分だけの時間を確保することも大切。「今日は買い物に行ってきます」と宣言して外出する、お風呂の時間は絶対に邪魔されない自分時間にするなど、小さな逃げ場を作りましょう。
ある方は、週に一度だけ「私の日」を作り、好きなカフェで一時間だけゆっくり過ごすことにしました。最初は罪悪感があったそうですが、その時間のおかげで心のバランスを保てるようになったと言います。
「でも、私だけ楽しんでいいのかな…」
はい、いいんです。自分を大切にすることは、わがままではありません。それは、長く続けるための必要なケアなのです。
【💡行動ヒント:週に一度、たった30分でも「自分だけの時間」を確保する予定を立ててみましょう 📎理由:定期的な気分転換は、ストレス解消になるだけでなく、新しい視点を得るきっかけにもなります】
今日ぐらい、自分に「ありがとう」って言おう
誰からも感謝されない日々が続くなら、自分で自分に「ありがとう」と言ってあげませんか?
朝、家族のために早起きした自分に「ありがとう」
義母の機嫌が悪くても、穏やかに対応した自分に「よく頑張ったね」
夕食を作り終えたら、鏡の前で「今日も美味しいごはん、ありがとう」
こんな風に、小さな自己肯定の言葉をかけていくと、少しずつ心が軽くなっていきます 💭
セルフケアの方法は人それぞれ。好きな音楽を聴く、お気に入りの入浴剤でゆっくり湯船につかる、たまには手の込んだ料理ではなく簡単なものにする…。それらは決して「サボり」ではなく、あなたが長く頑張るための「必要な充電時間」なのです。
「嫁としての評価」ではなく、「一人の人間としての幸せ」に目を向けてみてください。感謝されなくても、自分が自分の味方でいることで、心はずっと強くなれるものです。
【💡行動ヒント:今日から寝る前に、鏡の前で「今日も一日お疲れさま」と自分に声をかける習慣をつけてみましょう 📎理由:自己肯定の言葉を実際に口に出すことで、脳にポジティブな影響を与え、心の回復力を高めることができます】
今日のお話はいかがでしたか? 感謝されない嫁という立場は、確かに辛いものです。でも、あなたの価値はそれだけで決まるわけではありません。
誰かに認められなくても、自分で自分を認めてあげる。
小さなセルフケアを積み重ねて、少しずつ心を軽くしていく。
その積み重ねが、やがてあなたの人生を変えていくのです。どうか自分自身に優しくあってください。あなたは、十分頑張っているのですから。
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